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整形外科・リウマチ科

整形外科疾患(骨・関節・筋腱・靭帯・脊椎・脊髄・末梢神経など、主に運動器の疾患)及びリウマチ性疾患(特に関節リウマチ)に対し、薬物治療、外科治療、リハビリテーション医療など集学的治療を行っている。現在、整形外科専門医兼リウマチ指導医、専門医などを有する新井康久院長、向井英一リハビリテーション部長、小林光太医員、の3名で診療にあたっているが、これら専門性の高い医師集団が、都内でも有数の充実した設備を持つリハビリテーション施設の理学療法士( PT )33名(常勤31名、非常勤2名)、作業療法士( OT )31名(常勤27名、非常勤4名)、医療ソーシャルワーカー( MSW )6名(常勤3名、非常勤3名)など、充実したスタッフと供に、レベルの高い薬物療法、手術療法、リハビリテーション医療も実施に向けて鋭意努力しているところである。
特に当院では、原則として脳血管障害(脳梗塞、脳出血などの脳卒中―これらはリハ科医師が担当)以外の脊髄脊椎疾患、骨関節疾患、リウマチ性疾患、骨折などの患者さまは運動器リハのエキスパートである整形外科・リウマチ科医師が担当している。

整形外科

整形外科においてはすべての整形外科疾患を扱い、地域の医療機関 (病院、診療所、医師会など)との連携のもとに、都民に安心と信頼を与えられる体制をとっている。特に、脊椎・脊髄疾患、腰椎椎間板ヘルニア、股関節、膝 関節疾患、スポーツ外傷(膝靭帯損傷、半月損傷など)、一般外傷(骨折、脱臼など)、骨粗鬆症などの疾患が得意分野である。また、必要に応じたブロック等の保存的療法を行うと共に、手術療法、術後の運動器リハビリテーション患者(脊髄損傷後、多発外傷後、骨折後)や義足、装具を必要とする患者さまを対象にし、入院での治療に応じている。
当院における手術療法は以下を中心に行っている。

  • 各関節疾患(変形性股・膝関節症)の治療―(人工関節置換術、関節形成術、骨切り術など)
  • 脊髄及び抹消神経疾患の整形外科的治療―(頚椎椎弓形成術、腰椎椎弓形成・切除術、椎間板ヘルニア手術、適応に応じた脊椎インストゥルメンテーション手術、手根管症候群手術など)
  • 四肢骨折の治療―(大腿骨頸部骨折や偽関節手術など)
  • 重度麻痺に対する機能再建の治療―(脳卒中後の内反尖足に対する手術、関節固定術など)

上記、人工関節置換術及び再置換術においては日本医科大学リウマチ科前教授吉野愼一先生や東大関連施設(武蔵野日赤病院、湯河原厚生年金病院、三楽病院など)のもとで研鑽と症例を積んだプロフェッショナルな医師達が対応しており、都内でも高度な屈曲拘縮や強直症例、高度骨欠損症例などにも対応できる有数な医療機関である。

リウマチ科

リウマチ科においてはリウマチ学会指導医、専門医3名により、関節リウマチ患者の"生涯的及び全人格的治療"をモットーに関節リウマチの発症初期から晩期に至るまでのあらゆる段階の関節リウマチ治療に取り組んでいる。生物学的製剤(レミケード及びエンブレル、アクテムラ、ヒュミラ)を用いた治療を含め、抗リウマチ剤を用いた内科的なリウマチ治療にも積極的に取り組み、外科的、内科的、リハビリテー ション分野において相互にバランスのとれた治療を展開している。
手術療法は機能再建を目的とした各関節の人工関節置換術と将来の関節破壊を予防するための滑膜切除術・関節形成術などや各関節固定術、リウマチ性脊椎手術などを中心に行っている。
当院は、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟を併設しているので、整形外科・リウマチ科とも、術後急性期からリハビリテーション、在宅医療移行、紹介医への逆紹介にいたるまでの一貫した治療及び支援が行えている。

担当医師紹介

新井康久

資格
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医・認定脊椎脊髄病医
  • 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
  • 日本リウマチ学会リウマチ専門医
  • 日本脊椎脊髄病学会評議員
  • 日本脊椎脊髄病学会財務委員
  • 日本側彎症学会幹事
  • 日本側彎症学会編集委員・学校保健委員
  • 東京都整形外科勤務医会幹事
  • 義肢装具適合判定医(研修終了)
  • 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由)

向井英一

資格
  • 医学博士
  • 日本医科大学リウマチ科客員講師
  • 日本リウマチ財団登録医
  • 日本リウマチ学会専門医・評議員・指導医
  • 日本整形外科学会専門医・認定リウマチ医・認定脊椎脊髄病医
  • 日本リハビリテーション医学会臨床認定医・専門医・指導責任者
  • ICD制度協議会認定InfectionControlDoctor
  • 身体障害者福祉法第15条指定医(肢体不自由)
  • 日本医師会認定産業医
  • 介護支援専門員

前田 浩行    

 

資格
  • 医学博士
  • 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
  • 日本麻酔科学会認定 麻酔科認定医
  • 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
  • 日本骨粗鬆学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本体育協会認定スポーツドクター
  • 厚生労働省緩和ケア講習会修了医師
  • 日本医師会災害医療チーム(JMAT)認定医師
  • JATEC・BLS・ICLSコース終了
  • 厚生労働省認定 認知症サポート医師

 

当院へ患者さまを紹介される先生、医療機関、MSWの方々へ

当科では地域における医療連携を大切に考えております。ご紹介頂いた患者さまのうち、当院でのリハビリテーション及び手術等の治療が一段落し症状が軽快した方は、適切な地域医療機関あるいは、御紹介いただいた医師会の先生へ逆紹介することを原則としています。
また、地域社会に対する啓蒙活動として、東京都医師会主催講演やリウマチ・リハビリテーション研修会を開催しています。

人工関節置換術を受けようとお考えの患者さまへ

人工股関節置換術、人工膝関節置換術

変形性股関節症や変形性膝関節症、関節リウマチで股関節や膝関節の痛みがあり、他の病院で人工関節手術を勧められたが不安があり、手術にふみきれない、あるいは本当にその手術が適切なのか?このようなことでお悩みの方は当院にご相談ください。エキスパートの整形外科医師、リウマチ科医師が豊富な経験に基づいて診断し、患者さまにとって最良と思われる治療計画を立てご理解、ご安心いただけるよう納得のいくまで説明いたします。

Q 人工関節とはどんな手術ですか?
Q 加齢とともに体重をうける役目の軟骨がすり減るのは避けられないことで、すこしずつ痛みを伴い歩行することも困難になります。この悪くなった軟骨部分を切り取って人工の金属や高分子ポリエチレンに取り変え、痛みのない生活を取り戻すのが人工関節手術の目的です。これらの病気をひきおこす主なものは変形性膝関節症、変形性股関節症、骨壊死、関節リウマチなどです。当院では患者さまの病態にあわせ、MIS(Minimally Invasive Surgery、低い侵襲により体に負担の少ない方法での手術)という手術も行っております。症例に応じて担当医師へご相談下さい。
Q 術前、術後の過ごし方を教えて下さい
Q 外来診察で手術日が決まりましたら遡って約2週間前から自己血輸血の準備をさせていただきます。通常人工関節手術では自己血を外来や入院後に採血します。手術日前に入院していただき、心電図検査や呼吸機能検査など麻酔に必要な検査を受けていただきます。また、空いた時間を利用して担当の看護師、リハビリ担当理学療法士より手術前後の注意点や処置について説明 があります。担当医からも手術についての詳しい説明があります。疑問に思うことや不安な点は気軽にスタッフ等にご質問ください。
Q 手術後の痛みは酷いのでしょうか?
Q 患者さまの症例に応じて手術室では専門の麻酔科医が背中にカテーテル(細いチューブ)をいれ痛みをとる投薬をおこないます。このカテーテルは術後の痛みの処置にも使用され麻酔のさめた後も適宜、鎮痛剤が投与されます。看護師が付き添って関節の運動や血栓の予防のための適切なケアが行われますので、強い痛みを感じるようなことはありません。
Q 術後のリハビリテーションはどうですか?
Q 当院は都内有数のリハビリテーション病院です。
術後は担当の理学療法士の指導のもとで、日常生活に早期に復帰するためのリハビリテーションプログラムが開始されます。 炎症や腫脹がおさまるにしたがって、歩行器、つえの順に使用し、退院前には階段の昇り降り、入浴など日常生活の訓練をします。リハビリは退院後も自分で生活ができる程度の回復を目安としています。早ければ2週間程度の訓練で退院することも可能ですが、日本の家屋事情等も充分考慮し、患者さま自身に不安が残るようであれば回復期リハビリテーション病棟へ移っていただき、納得のいくまでリハビリを継続することができます。平均で1ヶ月~2ヶ月程度の入院となります。
人工関節を手術した後すぐに退院した患者さまについて、関節の働きや歩く能力を調べた結果から当院では手術後の入院期間が短ければ短い程よいという現在の入院期間短縮の風潮に疑問をもっております。
当院では「患者さま本位の安心して納得のいくまで」をモットーにスタッフ一同、一日も早い回復を願って入院して頂いております。
Q 退院後の生活は?(継続的なリハと管理)
Q 近年の人工関節の発達は材質やデザインの改良、技術の進歩で10年前とは大きくかわりました。普通の生活、軽いスポーツができる生活が可能になりました。多くの患者さまが手術前の痛みから解放され、ゴルフやテニス、ボーリング等のスポーツを楽しんでいる方もおられます。適度な運動はリハビリテーションとして必要です。体重を増やさず、転倒や転落事故に充分注意をしていただき、筋力トレーニングを怠らずに、定期的な診察を受けていただきたいと思っております。