東京都リハビリテーション病院は2006年7月24日付ではじめての日本医療機能評価機構からの認定証を受領しました。5年後の更新審査前に東日本大震災が発生したため審査が遅れ、2011年10月7日付で2回目の認定証をいただきました。そして今回は2016年3月9日、10日の2日間の審査に無事に合格して主たる機能が「リハビリテーション病院」、副機能が「一般病院I」とそれぞれの認定証を取得することができました。ちなみに認定期間は2016年7月24日から2021年7月23日までの5年間であります。

　今回は、はじめて「リハビリテーション病院」の機能と「一般病院I」の機能の両者の審査を受けたわけでありますが、鈴木康之副院長を中心とした各部署の職員が約1年前よりプロジェクトチームを立ち上げて入念な準備を行ってまいりました。なお、審査前の2016年2月に日本医療機能評価機構のサーベイヤー研修を当院が引き受けて、いわゆる模擬審査を受けることができたことも幸いしたものと思っております。審査内容としまして1.理念達成に向けた組織運営、2.患者中心の医療、3.医療の質、4.医療安全、5.医療関連感染制御、6.地域への情報発信と連携、7.チーム医療による診療・ケアの実践、8.良質な医療を構成する機能、9.組織・施設の管理、10.臨床研修、学生実習の10項目につきましてそれぞれ概ね適切に実施しているとの評価をいただけましたことは誠に有難く思っております。

  当院はこのたび日本医療機能評価機構より認定証を授与されましたが、その名に恥じぬよう、レベルの高い医療機関として、また優良な医療機関として引き続き機能していけますよう職員一同努力するとともに今回の認定に決して満足することなく、地域の患者さんに信頼される医療を提供できますようさらなる精進に努めてまいる所存であります。

東京都リハビリテーション病院

院長　新井　康久