区東部地域リハビリテーション支援センター 事務局 東京都リハビリテーション病院

高次脳機能障害支援普及事業 「専門的リハビリテーションの充実」事業

当院では平成24年度より、東京都の高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実」事業を受託しています。この事業は地域生活での高次脳機能障害者のリハビリテーションの質の向上と、関係機関等の連携を充実し、高次脳機能障害の特性に対応した切れ目のないリハビリを提供できる体制の充実を図ることを目的としています。


医療面からリハビリ技術等の指導や助言を行うため、高次脳機能障害の支援者に対し以下を実施しています。

  • 支援者向けの高次脳機能障害者支援専門窓口を設置
  • 支援者向けの研修会・講演会を企画・開催
  • 圏域内(墨田区・江東区・江戸川区)で高次脳機能障害者への支援にあたる関係機関
    (医療・介護・就労支援等)との連絡会の実施
    ※必要に応じ専門医療機関の紹介、訪問、関係機関への連絡調整なども行っています。
アドバイザー(リハスタッフ等による指導)の充実

アドバイザーの配置(医師、療法士、看護師、MSWなど)
高次脳機能障害支援相談窓口の設置
(対象者:墨田区、江東区、江戸川区の圏域医療機関、行政機関、支援機関等の職員)

症例検討会の開催(年2回程度)

評価診断、医療リハ、家族支援、福祉サービスの利用、圏域内の社会資源の実情、就労支援等について症例を通じて学び合う機会を提供しています

専門職種等への研修(年2回程度)

高次脳機能障害の支援者向けの研修会、講演会を実施しています。
(リハビリテーションをテーマにした研修会や外部講師による講演会)

関係機関との連絡会の実施(年2回程度)

区東部(墨田区・江東区・江戸川区)で高次脳機能障害への支援を行っている関係機関(医療機関、介護関係者、行政関係者、就労支援関係者等)との情報交換の場として連絡会を実施しています。

東京都における支援ネットワーク構築

東京都では、支援拠点機関(東京都心身障害者福祉センター)において「高次脳機能障害者相談支援体制連携調整委員会」により全都での連携体制についての協議や情報交換を進めるとともに、各地域での支援体制の構築に対する支援に力を入れてきました。

福祉サービスは、基本的には区市町村を単位に提供されることから、高次脳機能障害者が身近な地域で支援を受けられることを目指して、「区市町村高次脳機能障害者支援促進事業」を実施し、区市町村ごとの支援員の配置や関係機関のネットワークづくりを推進しています。

医療機関との連携については、二次保健医療圏ごとに東京都が指定する地域リハビリテーション支援センター等、リハビリの中核医療機関を中心とした「専門的リハビリテーションの充実事業」を実施し、医療・保健・福祉等の連携体制の構築を進めています。
(引用:東京都「高次脳機能障害者 地域支援ハンドブック 第5章 高次脳機能障害者を地域で支える仕組み」より)

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